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【企業プロジェクト】撥水ふろしきデザインを担当!レジ袋有料義務化の救世主!
グラフィックデザイン科学生(2020年3月卒業)が、
この度 株式会社ヴァーテックスがDENTRA VERTEX STYLE(デントラ ヴァーテックススタイル・ブランド名)
より発売をする撥水ふろしきのデザインしました。
風呂敷は室町時代に生まれたと言われ、昭和30年代頃までは現在のバッグのように人々の生活には欠かせないものでしたが、
昭和40年頃から紙製の手提げ袋などが提供されるようになり、徐々に見られなくなってしまいました。
今現在は祝儀や贈答品を包むことの需要がほとんどですが、昨今の和装ブームやエコブームもあいまり、使用性が見直されています。
一枚布だから用途に合わせて様々な形に変化するのがふろしきです。
今商品は、撥水という大きな特徴を備え、様々な使い方が提案できる「ふろしき」として発売します。
第一の特徴は「撥水」です。特殊な撥水加工で、強力な撥水性能が備わっています。それにより、買い物で水気のあるものを入れたり、濡れた衣類の持ち運びなどにも便利。更にレジャーシートとしての利用や、水も運べるので災害時にも役立ちます。
また今商品はデザインにもこだわっています。全5種類に、日本伝統柄が使用されふろしきが日本の伝統文化であることも強く意識しています。そのデザインは、本校学生によるコンペ方式にて採用が決定されました。
<亀甲> デザイン:稲田夏奈
<七宝> デザイン:佐藤結花
<桧垣> デザイン:鈴木澪
<麻の葉> デザイン:難波鈴
<龍郷> デザイン:稲田夏奈
日本伝統柄を引用することを条件に、40点を超える作品の応募があり、その中の優秀作品にて商品化。
学生はふろしきの歴史や新たな使い方を研究したり、日本伝統柄の意味を調べてデザインを表現したり、
様々な観点で日本の伝統文化に触れることができたと考えます。
また、2020年7月から始まる“レジ袋有料義務化”により、「エコバッグやレジかごバッグ」としてふろしきの使用を提案することが、日本の伝統文化を残すきっかけにもなると考えます。
「エコバッグやレジかごバッグに!レジャーシートに!新潟デザイン専門学校の学生がデザインした撥水ふろしき」は、
全国のレンタル店やECサイトにて2020年6月中旬から販売予定です。
■商品概要
商品名:日本伝統柄 撥水ふろしき 素材:ポリエステル100% サイズ:100×100㎝
種類:5種類(亀甲/七宝/桧垣/麻の葉/龍郷) 生産国:日本
価格:3,800円(税別)