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美術体力
2012/07/05
美術・造形デザイン科
こんにちは
湿気の多い季節になりました
ジメジメしていると、動きもなんだか重くなって
もう少し体力強化に努めなければ・・・と思うこの頃
さて、体力という言葉がでましたが、
これからアートを学びたい、芸術に携わっていきたい、
と考えているみなさんにぜひ身につけて欲しい体力があります。
それは 「美術体力」
完全な造語ですが、主に肉体的な力はもちろん、
そこに、集中力、思考力、やる気、根気 などの気力が加わったものと考えてよいでしょう。
油絵・彫刻などは1つの作品を仕上げるのに、何週間・何ヶ月、
長いものであれば何年という時間を使います。
2週間描き続けたものでも、最初からやり直し! なんてことはよくあります。
そんなときは、どうやったらよくなるのか、という冷静な思考力、
そして完成までへの根気が何よりも必要となります。
デッサンひとつとっても、1つの対象物に向かい続ける集中力と
客観的な判断力を身につけなければ、いつまでも上達することはありません。
ではどうやったら 「美術体力」 を養えるのでしょうか?
まずは自分の中の「やる気」に気付くことです。
「人を感動させる作品をつくりたい!」
「もっともっと上達したい!」
「失敗しても最初からやり直したい!」
「完璧を目指したい!」
などのやる気が目的やモチベーションとなり、集中力や根気へと繋がっていきます。
デッサンなどは 「なぜそれをすることが必要なのか?」 という
目的をもう1度考えてみると、さらにやる気が高まるでしょう。
さまざまなアート作品を観て、考えて、刺激を受けることも
美術体力 をつける方法のひとつです
みなさんの 「美術体力」 はどのくらいですか?
okamoto