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クリエーターズギャラリー&ショップは元旦から絶賛営業中で~す!!
あけましておめでとうございます。
本年もクリエーターズギャラリー&ショップを宜しくお願い致します。
元旦からお店をオープンしております。
白山神社の初詣、福袋やセールにと、古町にお出掛けの折は是非お立ち寄り下さいませ。
いえ、万代からでもちょいと足を延ばしていらして下さいませませ。
元旦の朝、自宅から持ってきた『まゆ玉』をショーウインドに飾りました。
華やかで、お正月らしくなったでしょう??
『まゆ玉』?
お蚕様のこと?
そうですね。確かにその繭のことなのですが、それは形が繭に似ているからなのでしょうね。
『まゆ玉飾り』は越後に伝わる伝統行事のひとつです。毎年、小正月に五穀豊穣や商売繁盛を祈る縁起物として、家庭や商店に飾られています。
越後にこれが根付いたのは、寛永年間なのだそうです。長野で色紙の小判や俵、養蚕の繭などを柳の枝に吊り下げているのを見た人が、越後に戻ってからそれを模して、餅米を原料に焼いてみたのが始まりなのだそうです。
現在、旧月潟村にある商店1軒だけがその伝統を守って製作・販売しています。
勿論、今回私が飾ったものもそちらのお店のものとなります。古町のすぐ近くの本町市場に毎年新年が開けた後の数日間、まゆ玉飾りの市が立つのです。そこで数年前に買い求めたものであります。縁起物なので、本来は燃やしてしまい、毎年買い替えるものらしいのですが・・・
飾りにも意味があるのです。
宝船・小判:お金に困りませんように
鯛:めでたい
米俵:豊作になりますように
提灯:先が明るくなりますように
おたふく:福が来ますように
かぶ:根が付きますように、株が上がりますように
提灯は枝の先に。かぶは枝の根元に吊り下げるのが正しい飾りかたなのだそうです。意味も分からず買い求めてしまったものなので、全部揃ってなく、後から知って滝汗ですが。
繭の玉のようだからのまゆ玉。手前のように半球形で売っています。
つまり、ちょいと工作せにゃなりません。
餅米で出来ているので、糊で貼るのではなく、水をちょっとつけると貼り合わせられます。
今回ショップに飾りましたまゆ玉飾り。過去の写真等で調べてみたら2010年の1月に買い求めたものでした。
私がどうしてまゆ玉に魅せられたのかというと、岩室温泉の旅館に泊まりに行ったときに、玄関の天井じゅうにまゆ玉が飾ってあって、その美しさに圧倒されてしまい、胸がキュンとなってしまったのであります。だというのに、2年も飾ると、出して飾ってしまうのが段々と億劫になってしまい、今では押入れの奥底にひっそりとしまわれていたのです。(クリスマスツリー、イルミネーション、雛人形、兜飾り、、、全部同じ末路を辿ってマスッ!)
あー、ここで多くの人の眼を愉しませることが出来てよかったなーと。
是非、まゆ玉を見にいらして下さいね。
長く飾っても節分位には片づけるものなのだそうですから。
そして、勿論のこと在学生や卒業生の作品を見にいらして下さいませませ。
WATANABEでした◎